水曜どうでしょう聖地「平岸高台公園」の現在!旧社屋移転後の見どころ
北海道テレビ(HTB)が生んだ伝説的バラエティ番組『水曜どうでしょう』。1996年の放送開始から歳月を重ねた現在も、その熱気は衰えるどころか世代を超えて受け継がれ、全国から多くのファン(通称「藩士」)が北海道・札幌のロケ地へ足を運んでいます。数ある名所の中でも、別格の聖域として愛され続けているのが平岸高台公園です。
鈴井貴之と大泉洋の軽妙な掛け合い、そして黄色いマスコットキャラクター「onちゃん」の体を張ったアクションでおなじみの「前枠・後枠」。その舞台となったすり鉢状のすり鉢状の芝生斜面は、番組を象徴する原風景そのものです。HTB旧社屋の移転と周辺の再開発を経て、2026年現在の聖地はどう変化したのか。ファンの心を捉えて離さない見どころと、巡礼時に知っておくべき最新アクセス事情をまとめました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「水曜どうでしょう」前枠・後枠のロケ地は札幌市豊平区の平岸高台公園であり、HTB旧社屋移転後も当時の地形を残したままファンの聖地として親しまれている。
- 要点2:旧社屋跡地には「水曜どうでしょう記念碑」が建立され、作品の歴史を刻む新たなランドマークとして巡礼ルートの必須スポットになっている。
- 要点3:公園専用の駐車場は存在しないため、聖地巡礼には地下鉄南北線・南平岸駅からの徒歩ルート利用と近隣住民への配慮が不可欠である。
【聖地巡礼の原点】あの坂道はどこ?「平岸高台公園」が伝説となった理由
水曜どうでしょうのロケ地として全国的な知名度を誇るあの公園は、札幌市豊平区平岸に実在する都市公園「平岸高台公園」です。番組のオープニングとエンディングにあたる「前枠・後枠」のほぼ全編が、この公園の急斜面を背景に撮影されました。
選ばれた理由は至ってシンプルで、「当時のHTB本社ビルの裏手に隣接していたから」という制作側の利便性によるものでした。しかし、低予算と現場のアイデア勝負で突き進んでいた当時の制作陣にとって、この公園のすり鉢状の独特な傾斜は格好の舞台装置となりました。カメラを固定し、坂の上から転がり落ちてくる演者たちを長回しで捉える――。そんな無駄のないミニマムな撮影スタイルが、結果として視聴者の記憶に深く刻み込まれる名場面を量産したのです。
【名シーンの舞台裏】前枠・後枠のロケ地で繰り広げられた大泉洋と鈴井貴之の激闘
平岸高台公園と聞いて真っ先に思い出されるのが、大泉洋と鈴井貴之、そして安田顕演じる着ぐるみのonちゃんが繰り広げた体当たりのパフォーマンスです。真冬の凍りつくような寒さのなか、全身タイツ姿や奇抜なコスプレで登場し、冷え切った斜面で繰り広げられるアクションは番組屈指の見どころでした。
雪が降り積もる真冬の公園で、大泉洋が愚痴をこぼしながら登場するシーンや、鈴井貴之が派手にそり滑りで滑降してフレームアウトしていくくだりは、ファンなら誰もが即座に情景を脳内再生できる定番芸です。特に、泥酔状態のonちゃんが雪上で激しいプロレス技を食らうシーンなど、数多のハプニングはこの高台の斜面があったからこそ成立した奇跡のカットと言えます。番組が全国区の人気を獲得し、大泉洋が日本を代表するトップ俳優となった今でも、この公園に立つと当時の泥臭くも熱気に満ちていた若手時代の熱量がリアルに伝わってきます。
【HTB旧社屋の移転と現在】南平岸の跡地再開発と新設された「記念碑」の全貌
番組ファンにとって大きな転換期となったのが、2018年9月のHTB本社移転でした。長年親しまれた南平岸の旧社屋から、札幌市中心部の複合ビル「さっぽろ創世スクエア」へと拠点が移されたことで、ロケ地周辺の風景も大きく様変わりしました。
旧社屋は惜しまれつつ解体され、跡地には戸建て住宅街や分譲マンションが建設されました。かつて屋上で街を見守っていた巨大なonちゃんのオブジェ姿を見ることは叶いませんが、番組の歴史を後世に伝えるためのモニュメントがしっかりと残されています。旧社屋跡地の一角には「水曜どうでしょう記念碑」が建立されており、番組の象徴的なロゴやテーマソング「1/6の夢旅人2002」の歌詞が刻まれています。公園そのものの地形は一切改変されることなく保たれており、新旧の景観が見事に調和した空間として再スタートを切っています。
【冬の名物・そり滑りからonちゃんまで】平岸高台公園を遊び尽くす注目ポイント
聖地巡礼で平岸高台公園を訪れる際、絶対に外せない体験が季節ごとの表情の観察です。夏場は青々とした芝生が広がり、高台ならではの爽快な札幌の風を感じることができます。木々の間から差し込む光の角度や、見下ろすアングルはまさに画面で観たそのままの世界です。
一方、雪に覆われる冬のシーズンには、番組内でも幾度となく登場したそり滑りのゲレンデへと変貌を遂げます。地元の子供たちがプラスチック製のそりを持って集まる日常の遊び場でありながら、番組ファンにとっては「あの滑降シーン」を追体験できる聖域です。ただし、公園の斜面は想像以上の傾斜があり、凍結した雪面はスピードが出やすいため、実際に滑る際は安全確保と怪我への細心の注意が欠かせません。
【アクセスと駐車場】平岸高台公園への行き方と聖地巡礼マニュアル
札幌中心部から平岸高台公園へのアクセスは、公共交通機関の利用が極めてスムーズです。最寄り駅は札幌市営地下鉄南北線の南平岸駅となります。さっぽろ駅や大通駅から乗り換えなしで約10分、駅から公園までは徒歩でおよそ8分ほどの距離です。駅を出て緩やかな上り坂を進むと、突如として見覚えのあるすり鉢状の緑地が視界に飛び込んできます。
訪問時に最も注意すべきなのは平岸高台公園に専用駐車場が存在しない点です。周辺は閑静な住宅街となっており、路上駐車は近隣住民の生活に直結する迷惑行為となるため厳禁です。車やレンタカーで向かう場合は、南平岸駅周辺のコインパーキングに車両を停めてから徒歩で向かうのが鉄則のマナーです。住宅街に囲まれた公園であることを常に意識し、大声での談笑や騒音を控える配慮が求められます。
【水曜どうでしょうの公園】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平岸高台公園の見学に料金や入場制限はありますか?
A1:一般の市立公園であるため、24時間いつでも無料で立ち入ることができます。ただし夜間は住宅街のため非常に静かであり、照明も限られるため、日中の明るい時間帯の訪問が適しています。
Q2:水曜どうでしょうの記念碑は公園の中にあるのですか?
A2:記念碑は平岸高台公園の敷地内ではなく、公園に隣接するHTB旧社屋跡地の緑地広場(南平岸駅側)に設置されています。公園の入口から歩いてすぐの場所に位置しており、併せて見学可能です。
Q3:HTBの公式グッズは平岸高台公園の近くで買えますか?
A3:現在、旧社屋周辺に公式ショップはありません。どうでしょうグッズを購入したい場合は、中央区の現社屋「さっぽろ創世スクエア」内にあるHTBコーナーや、札幌駅地下街「アピア」の特設コーナー、または新千歳空港内の取扱店へ足を運ぶのが便利です。
まとめ:時代を超えて愛される「水曜どうでしょう」の原風景
放送開始から長い年月が流れ、テレビを取り巻く環境や札幌の街並みは絶えず変化を続けています。HTBの社屋が中心部へ移転し、周辺の開発が進んでもなお、平岸高台公園のすり鉢状の丘は変わらぬ姿で訪れる人々を迎えてくれます。
かつて若き日の大泉洋と鈴井貴之が息を切らしながら滑り降りた坂道には、いまも番組の原点となった熱量とクリエイティビティの息吹が宿っています。札幌を訪れた際は、ぜひマナーを守りながら南平岸の丘へと足を伸ばし、あの名作コントの数々を生み出したかけがえのない景色を肌で体感してみてください。 (出典: 水曜 どうでしょう 公園(Yahoo!ニュース))